story

そう──。
それは何気ないいつもの日常で、まさかこんな事が起こるなんて思いもしなかった──。

目の前がフラッシュバックしたかと思えば、次の刹那──。

白い服を身にまとった男の人と、黒い服を身にまとった男の人が現れた。

何が起きたのか、全くわからない私はただ茫然としていると、
現れた人達は自己紹介を始めた。

そして、その人達が現実にはありえない天使と悪魔だと言う事を知る。

それは……つまり……、漫画やゲームによくある、
私がもうすぐ死ぬっていうフラグですか……?

不安な顔をする私に、その天使と悪魔は爽やかに笑顔を向ける。

死の宣告がこんなにも爽やかに行われるなんて……。

怖さ半減と言うか、微妙に……複雑……。

いつ、私の命は尽きるのかな……。
まだやりたい事もいっぱいあったのに……。